伊丹市と大阪国際空港
大阪国際空港と伊丹市
伊丹市といえば、切り離せない存在として伊丹空港とも呼ばれる
大阪国際空港があります。ジェット機の騒音が問題化した1973年には
大阪国際空港撤去都市を宣言するまでになりましたが、その後夜間
の離発着が制限されたことや、低騒音のジェット機が開発されたことに
より撤去論はトーンダウンしてゆきます。
1994年に関西空港が開港し大阪空港の利用客が一時的に減少すること
で、逆に空港の経済的効果を強く認識することとなりました。
さらに1995年の阪神・淡路大震災でも大阪空港はいち早く復旧し物資輸送
にも威力を発揮したことから、現在は「騒音はある程度容認し空港の持つ経
済的効果を産業誘致などの街づくりに活かしていこう」という空港との共生論
が主流となっているのです。
こういった空港との関係を端的に示すのが伊丹市交通局の大阪空港への
バス路線です。かつて空港撤去都市を標榜していた頃には空港輸送で
はなく、沿線住民のための路線として最低限の本数しか運転してません
でしたが、共生論が主流になった現在は増発され、JR伊丹駅までの直行便
を運転するまでになっています。